統合失調症

お客様は、病気の特徴からか、障害年金の手続きにとても不安を抱えておられました。
何度も他の社会保険労務士（社労士）に問い合わせ、社労士ショッピングをしているような状態でした。
そのような中で私が依頼を引き受け、私自身が障害年金の経験が豊富だということでご安心されたようでした。

障害基礎年金を受給されていたのですが、更新時に障害等級に該当しないと判断されて不支給になってしまいました。

そこで、不服申立（審査請求）と支給停止事由消滅届の両方を同時に行い、支給停止事由消滅届で障害基礎年金1級の支給が再開されました。

不支給と判断された場合、いくつかの選択肢があることをご提案できたことで、障害年金の支給が再開されました。

初診日の記録が見つからず、2番目にご通院されていた病院で紹介状が見つかりました。

そこで、2番目の病院のカルテを開示し、それを持参して初診の医療機関に訪問したところ、当時の主治医が患者さんのことを覚えておられました。

そこで、医師に初診時の証明書を書いて頂き、無事に障害基礎年金の支給が決まりました。

初診の医療期間で記録がなくても、2番目以降で記録が見つかることもありますので、諦めないことが大切です。

統合失調症で障害厚生年金2級が支給された事例です。

お客様は、障害者手帳を取得しなければ障害年金が支給されないものと思い込んでおり、60歳台を過ぎてから障害者手帳を取得しました。

そして、もうひとつ問題があり、老齢年金の繰り上げをされていました。

老齢年金の繰り上げというのは、本来65歳からもらえる老齢年金を、60歳や61歳のように、少し早めにもらい始める制度のことを言います。

老齢年金の繰り上げをしていた場合、障害年金を請求するときは、障害認定日請求（遡及請求）で障害年金が受給できるかどうかがポイントです。

障害年金の手続きに入る前に、初診日から1年6ヶ月後である障害認定日の状態について医師の意見を伺うことから始めました。

医師の意見では、初診日から1年6ヶ月後である障害認定日は2級相当だと思われるとの意見を頂いたので、そこから手続きを開始しました。

結果、過去に遡って障害厚生年金が支給されることになり、また、老齢年金より障害厚生年金の方が毎月の年金額が増えることになりました。

統合失調症で障害基礎年金2級が支給された事例です。

お客様は、生活保護を受給されていました。

ご自身で年金請求をされましたが、「初診日が確認できない」との理由で不支給でした。

更に、ご自身で審査請求（不服申立）を行ないましたが、やはり「初診日が確認できない」との理由で棄却されました。

そこから私が依頼を引き受け、再審査請求の手続きをすることになりました。

しかし、再審査請求の手続きをする前に、生活保護のケースワーカーと事前に相談する必要があります。

障害年金が認められた場合、その費用を市役所に返還しなければなりません。

社労士もボランティアで仕事をするわけにはいかないので、社労士への報酬を経費として認定して欲しいと市役所と交渉しました。

再審査請求まで進んでいたこともあり、ご自身で手続きをするのは難しいと判断され、市役所も社労士への報酬を経費として認定するとの決定を得ました。

そこから再審査請求の手続きを開始し、過去の通院歴を全て調べ、また、社会保険審査会の裁決集も全て調べました。

裁決集の中から、初診日不明で認定された事例を集め、それらも一緒に再審査請求書を書き上げました。

後日、厚生労働省から電話があり、処分を変更するので、再審査請求を取り下げて欲しいと言われました。

結果、依頼者に障害基礎年金を届けることができました。

統合失調症で障害厚生年金2級が支給された事例です。

お客様は当初、別の社労士の方に依頼されていました。

ただ、その社労士は障害年金の手続きをしたことがなく、結局、仕事を途中で放棄されました。

問題をややこしくしたのは、先生を怒らせてしまったことでした。

お客様が途方に暮れていた矢先に私のところにご依頼頂き、まずは別の医師のところに事情を説明しに行き、当時の診断書を作成して頂きました。

当初、主治医の先生は「当時は私が診察していたわけではないので書けない」と断られましたが、ご本人の置かれている経済的背景をご理解頂き、診断書を作成して頂きました。

結果、遡及請求で障害厚生年金2級と決定されました。

高校生の頃からダイエットに興味を持ち、食事制限を始め、大学に進学する頃には過度なダイエットで体重が30キロ台になりました。

異様な状態であるため、家族が医療機関に受診させ、「摂食障害」と診断されました。

その後は次第に幻聴のような症状が出始め、髪の毛にはフケが溜まり、歯磨きは自分で行うことができないので家族が介助するような状態まで悪化しました。

医師に相談したとろこ、統合失調症で障害年金がもらえるのではないかと言われたため手続きを進めることとなり、無事に障害基礎年金2級が支給されました。

大阪で初診を受け、その後、地方に引っ越しをされました。

ご家族が障害年金の手続きを進めていたのですが、どういうわけか、「初診の医療機関が受診状況等証明書を作成してくれない」というので、遠方ですが、私が手続きを代行することになりました。

私が初診の医療機関に問い合わせたとろこ、問題なく受診状況等証明書は作成して頂けました。

遠方ではありましたが、全て郵送と電話でやり取りし、問題なく手続きを進めることができ、無事に障害年金が受給できました。

当事務所では、他府県からでも障害年金の手続きをお引き受け致しております。

京都で初診を受け、その後、地方に引っ越しをされました。

初診の医療機関に問い合わせるのは郵送でも可能ですが、障害年金の手続きに慣れていないご本人やご家族にとっては不安があると思います。

そこで、私が京都の病院に訪問することにし、ご家族は今の通院先の医療機関に診断書を頼むということにしました。

遠方ではありましたが、郵送、電話、メールでやり取りし、問題なく手続きを進めることができ、無事に障害年金が受給できました。

当事務所では、他府県からでも障害年金の手続きをお引き受け致しております。

ご本人は病識（病気だという認識）がない状態でした。

「俺は障害年金なんていらん」

「今回は障害年金はもらうけど、更新しない。先生に認めさせなアカン。薬も飲まへん」

と、治療に前向きではありません。

「電磁波で体が痛い」、「監視されている」、「財布が盗まれた」などの幻覚・妄想もあり、ご家族も目が離せない状態です。

医師と面談をさせて頂き、診断書を書いて頂けるとのご快諾を頂き、年金事務所で提出しました。

後日、無事に障害基礎年金2級が認定されました。