脊髄空洞症

幼少時にヌーナン症候群を発症し、成人になってから脊髄空洞症の合併症が出てきた方でした。

脊髄空洞症の原因は、明らかに幼少時に発症したヌーナン症候群です。

当初は自分で請求され、結果は不支給でした。

自分で請求した時は、障害基礎年金で請求していました。

私が依頼を引き受けた時点で、社会的治癒の申し立てができるのではないかと考えました。

幼少時にヌーナン症候群を発症しても、脊髄空洞症の合併症が出てくるまでに40年近く経過しています。

従って、初診日を幼少時にするのではなく、脊髄空洞症の合併症が出てきた成人後を初診日として請求することを提案しました。

医師にも「幼少時にヌーナン症候群を指摘されたが、日常生活は支障なく行なうことができていた。従って、初診日は成人後であると判断できる」と書いて頂きました。

結果は、社会的治癒の申し立てが認められ、障害厚生年金3級で決定されました。

障害基礎年金は1級または2級しかありませんので、障害基礎年金で請求していたら障害年金は認められていなかった可能性が高いと思います。