私のホームページをご覧頂いたお母様からお電話がありました。

私の事務所には３番目の問い合わせだったそうですが、電話での対応で発達障害の手続きについて詳しいと思って頂いたようで、すぐにお会いして手続きを依頼したいとの相談がありました。

初診の医療機関ではカルテは残っていなかったものの、その後に通院した医療機関で受診していた事実が確認でき、問題なく手続きできました。

また、障害認定日の時はアスペルガー症候群の診断名ではなかったのですが、当時の状況から何らかの精神障害を発症していたことは間違いなく、過去５年分の障害年金が支給されました。

障害認定日と現在の病名が違っても遡及できた事例でした。

障害認定日の頃は会社員としてフルタイムで働いていました。

しかし、上司の指示が理解できない等の理由で退職勧奨を受け、その後は自閉的な生活に終始していました。

障害認定日の頃はフルタイムで働いていましたので、遡及請求は難しいと思っていました。

遡及請求の診断書を取得し、障害基礎年金の請求をしたところ、遡及して認定されました。

過去にご自身で障害年金の申請をしたことがあるのですが、その時は不支給と認定されました。

当時の診断書を拝見しまたが、障害の状態が軽く書かれていました。

しかし、当時から時間が経過していること、また、数十社～数百社の面接に行っても就職ができないこともあり、生活をする上では障害年金が必要な状態であると思われました。

すぐに知り合いの医師に連絡を取り、診断書を書いて頂く手配をしました。

きちんと発達検査をし、その上で診断書を書いて頂き、年金事務所で障害年金を申請したところ、無事に障害基礎年金2級が認定されました。

一般就労は難しいかもしれませんが、Ａ型事業所や障害者雇用を目指して前向きに就職活動に取り組まれると伺い、障害年金の手続きをさせて頂いた私も嬉しく思います。